古代のサーフボード「アライア」でサーフィン!歴史や特徴とは?

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古代ハワイアンが使っていたサーフボードのルーツ、「アライア」をご存知ですか?

現代ではサーフィンの限界を押し上げるために、様々な素材のハイパフォーマンスサーフボードが開発されていますが、古代の木製ボードであるアライアに原点回帰するサーファーが密かにいるんです。

今回は、サーフボードの起源であるアライアについて、詳しく迫りたいと思います。

記事の内容

  • アライアの歴史
  • アライアの特徴
  • アライアのDIY方法

古代サーフボード「アライア」の歴史

画像出典:Wardvillage

ハワイやタヒチなど、ポリネシアが起源と言われているサーフィン。

元々、古代ポリネシアの人々が漁で使っていたアウトリガーカヌーで沖から陸に戻ってくる時に波に乗っていた事がサーフィンの始まりとされています。

17世紀後半、キャプテン・ジェームス・クックがハワイ諸島を発見したと同時にサーフィンも目撃し、当時のハワイでは、腹這いで乗る「パイポ(Paipo)」、王族の人が乗る「オロ(Olo)」、そして庶民が乗る「アライア(Alaia)」といった木製ボードでサーフィンが楽しまれていました。

しかし、ヨーロッパのキリスト教宣教師がハワイに西欧流のモラルを持ち込み、ハワイ全体でサーフィン文化を禁止されると、一時的にサーフィンの歴史は止まる事になります。

20世紀に入り、”近代サーフィンの父”であるデューク・カハナモクにより、アメリカやオーストラリアなどで近代サーフィンの礎が築かれ、世界中にサーフィンが広まります。

20世紀後半、近代サーフィンの急速な発達から、パフォーマンスに優れたポリエスターフォームが開発されるなど、サーフボードも大きな進化を遂げ、アライアなどの古代のサーフボード達はすっかり忘れ去られた存在となりました。

アライアの復活

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時は流れて2004年、オーストラリアのサーフボードシェイパーであるトム・ウェグナーはハワイの王族が乗っていた古代サーフボードの一つ、「オロ」のレプリカを制作する為にハワイのビショップミュージアムを訪れました。

最初はオロのサイズを測定する事に夢中になっていましたが、オロの横に置いてある薄いシャープなウッドボードに目を奪われました。

それがまさしく「アライア」であり、トムはアライアのサイズも測定します。

トムはオーストラリアへ戻ると、まずハワイの王族が乗っていた長さ17フィートまでの「オロ」を制作しますが、ボードはとても重く、波に乗る事もままならないクセモノでした。

仕方なくトムは、オロの制作に使った残りの木材を用いて、今度は「アライア」の制作に取り掛かります。

ある日、トムは完成したアライアを含めるいくつかのボードをビーチに持っていき、サーフィン仲間と共にボードテストを行いました。

薄くシャープでどう見ても波に乗る事が難しそうなアライアを試そうとする者は最初こそいなかったものの、トムのライダーの一人であるジェイコブ・ステュースがアライアにトライすると、驚くべきスピードでフェイスを滑っていくライディングを披露し、その瞬間、トムはアライアの可能性を確信しました。

その後、トム・ウェグナーはアライアの制作に注力し、世界中のマニアックなサーファーの間で人気に火が着き、現在も密かにブームとなっています。

波乗り太郎
波乗り太郎
古代サーフボードのアライアが今でも乗られているなんて、ロマンを感じるよ〜

そんなサーフボードのルーツ、アライアの特徴を教えるね
LABO君
LABO君

古代サーフボード「アライア」の特徴

画像出典:theinertia

古代のサーフボードであるアライアは、長さおよそ7~12フィートまでのウッドボードで、木の板から作られた薄くてシャープなフォルムです。

さらに、現代のサーフボードと違う点として、フィンが付いていません

フィンが無いという事は、とてもルースな乗り心地なので、波の上で回るライディングが可能です。

絶妙なレールの入れ具合が難しく、ある程度のスキルが無いと乗りこなせないアライアですが、フィンが無い事で抵抗がなく、波を滑るスピードがとても速いという特徴があります。

そんなアライアで使われる木材は、様々な種類がありますが、最も適した木材は日本の高級家具にも使われている「桐の木」と言われています。

桐の木は軽量で割れにくい耐久性を誇り、水を吸わないといった点から、アライアに使用する上でとても適しています。

そして、人体に有害なフォームや樹脂は一切使わず、素材が100%木であるアライアは無駄の無い究極のエコボードと呼ばれています。

アライアはDIY可能

Alaia

画像出典:Youtube

そんな究極のエコボードであるアライアの素材は木である事から、DIYが可能です。

使う木材は桐の木が最も適していますが、軽くて水に浮く木材であれば、アライアを作る事はできます。

アライアを作る上で必要な物は、ノコギリ、電動サンダー、サンドペーパー、カンナ、仕上げに塗るコーティングオイルと塗布用の布くらいです。

まずは木材にアライアのアウトラインを描き、道具を使ってシェイピングします。

アライアが滑らかになるようにサンディングを施し、完成したら防水処理として、コーティングオイルを柔らかい布で薄く均等に塗布したら完成です。

アライアの関連動画

波乗り太郎
波乗り太郎
難しそうなアライアだけど、どんな乗り心地なのか試してみたい!

ホームセンターで木材を買ってきて、オリジナルのアライアを安く作るのも良いね
LABO君
LABO君

まとめ

以上、古代のサーフボード「アライア」の歴史と特徴でした。

大昔のポリネシア人が作ったウッドボードは近代サーフィンの急速な発達で忘れ去られていた存在でしたが、オーストラリアのシェーパー、トム・ウェグナーが現代に蘇らせ、コアなサーファーの間で今でも密かなブームとなっています。

フィンが付いておらず、シャープで非常に薄いアライアは、テイクオフすら難しいボードですが、興味のあるサーファーは、古代ポリネシア人が残したアライアをトライしてみては?

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