日本のサーフポイントは将来プラスチックゴミで溢れるかもしれない

アイキャッチ画像出典:海快晴

サーファーにとって馴染み深いプラスチックゴミ問題。

世界中で深刻化の一途を辿る環境問題として、今や多くの国や企業がプラスチックの削減に向けて積極的に動いています。

日本政府はレジ袋の有料化を義務づける方針を表明するなど、他の先進国に遅れをとりながらもプラスチック削減に本腰を入れ始めましたが、現在日本には行き場を失った廃棄プラスチックがあるという事をご存知ですか?

今回は日本のプラスチックゴミ事情とプラスチックゴミの影響をお伝えします。

  • 記事の内容日本に廃棄プラスチックが溢れるかもしれない理由
  • 海に廃棄プラスチックが流れ出ると

将来日本に廃棄プラスチックが溢れるかもしれない理由

日本は1人当たりのプラスチック使用量、使い終わった後の廃棄プラスチックの海外輸出量が世界第2位のプラスチック大国です。

長い間、日本は中国に多くの廃棄プラスチックを買い取ってもらっていましたが、2018年1月に中国はこれまで世界中から受け入れていた廃棄プラスチックの輸入を禁止しました。

それに伴い、日本を含めたプラスチック排出量の多い先進国は、廃棄プラスチックの輸出先を中国からマレーシア、ベトナム、タイといった東南アジアへシフトし、大量の廃棄プラスチックを送っています。

中国が廃棄プラスチックの輸入を禁止した後、最大の受け入れ国となっていたマレーシアは、2018年の1月から7月の間だけでも約754,000トン(ゾウ10万頭に匹敵する重さ)の廃棄プラスチックが世界中から送られており、輸入プラスチックの津波が押し寄せました。

こうした大量のプラスチックがどのように処理されているのか、国際環境NGOグリーンピースがリサイクルの実態を調査をした結果、違法なごみ処理施設によりマレーシアでは道端でプラスチックが燃やされたり、廃墟に投棄されたりなど、屋外に放置されていると言う現状が明らかになりました。

画像出典:GREENPEACE

プラスチックを屋外で燃やすと、有害な煙や汚染物質で重大な健康被害を引き起こす恐れがあり、すでに近隣住民から呼吸器系の病気が発症している健康被害も報告されているようです。

そこでマレーシア政府は去年、114の違法なごみ処理施設を閉鎖。しかし今でも違法なごみ処理施設が残り、こうした処理施設が今でも世界中からプラスチックゴミを受け入れています。

私達がリサイクルされると信じて捨てたプラスチックが実は、誰かの町や空気を汚し、海に流れ出ていると言う衝撃の事実をご存知でしたか?

「マレーシア国民も他国の人々と同じように、きれいな空気、きれいな水、健全なる環境の中で生きる権利を持っている。決して世界のごみ捨て場にはならない」とマレーシアの環境省は話し、最近では日本やアメリカなどへ不法輸入されたプラスチックゴミ計3000トンを送り返すと発表しました。

画像出典:GREENPEACE

すでにマレーシアは段階的にプラスチックの輸入を禁止する方針を示しており、近い将来、日本国内でも処理できない分のプラスチックゴミが溢れかえる可能性があります。

大量生産・大量廃棄する社会を持つ日本を含めた先進国は今後、プラスチックゴミを発展途上国に送るという選択では無く、国内で処理できない分を削減するという動きが特に重要となるのです。

波乗り太郎
波乗り太郎
世界では使い捨てプラスチック製品の生産を禁止するなどの動きが強まっているよね

プラスチック大国である日本は、早く国レベルで使い捨てプラスチックに関する規制を導入するべきだと思うよ
LABO君
LABO君

海にプラスチックゴミが流れると…

日本国内で処理できないプラスチックゴミが溢れかえり、海に流れ出す事でご存知の通り、さらにプラスチックの海洋汚染が広まります。

プラスチックが海に流れ出ると、紫外線などでプラスチックは劣化し、直径5mm以下のマイクロプラスチックとなります。

そして、マイクロプラスチックを魚や鳥、クジラやウミガメなどの生物が食べ、命を落とす被害が数多く報告されており、さらにその魚を人間が食べて健康被害が発生する事が懸念されています。

画像引用:businessinsider

マイクロプラスチック自体は微細なため体外に排出されますが、マイクロプラスチックに付着していた添加物や化学物質が人体に影響を及ぼすとされています。

世界では毎分トラック1台分のプラスチックゴミが海に流れ込み、年間800万トン(日本は毎年2万~6万トン)ものプラスチックゴミが海に流れ出ています。

このままのペースでプラスチックゴミが海に増え続けると、2050年には全ての魚を合わせた重量をはるかに超えるプラスチックゴミが海に流れると言われています。

政府や企業がこれまで以上に使い捨てプラスチックの削減が求められている中、私達の行動ももちろん大切となってきます。

エコバッグやマイボトルを持ち歩き、すぐに捨てるプラスチック容器の弁当の購入を控えるなど、使い捨てプラスチックの利用を減らす意識を持ち、海岸に落ちているペットボトルなどのプラスチックゴミを拾う事でマイクロプラスチックの流入を防ぐ事ができます。

このまま海にマイクロプラスチックが増える事で、海に入るだけで人体に大量のプラスチックが入る時代がやってくるかもしれません。

サーフィンという素晴らしき文化がプラスチックゴミによって失われる可能性もあるのです。

波乗り太郎
波乗り太郎
プラスチックゴミ問題は本当に無視できない深刻な問題だよ〜
少しづつでも使い捨てプラスチックの使用を減らして、環境を守っていく事がこれまで以上に重要!
LABO君
LABO君

まとめ

画像引用:IROIRO

マレーシアを始めとしたプラスチックゴミの受け入れ国が無くなる事で将来、処理できない分のプラスチックゴミが行き場を失い、日本国内で溢れかえる可能性があります。

日本沿岸はすでにマイクロプラスチックのホットスポットと呼ばれ、日本周辺海域に漂うマイクロプラスチックの量は他国の海と比べると27倍にも及ぶと言われています。

世界には年間800万トンものプラスチックが海に流れ出ており、マイクロプラスチックを食べた魚やクジラなどの生物が命を落としています。人体にも影響が出る事が懸念されており、世界各国ではますます使い捨てプラスチックを削減する動きが強まっています。

各国が躍起になるほどプラスチックゴミ問題は深刻の一途を辿り、このままのペースでは2050年には海中にあるプラスチックゴミの量が全ての魚よりも上回ると言われています。

今の日本では100%使い捨てプラスチックの物を使わないという事は難しい事ですが、少しづつでも使い捨てプラスチックを削減するという選択をし、大切な環境を残していきましょう。

サーフィンができる海を後世に残すという事もサーファーとしての使命ではないでしょうか。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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